去人たち 評価版リリース。

言葉の持つ力で或るひとつの世界を作り上げようとしているかような、単にそれで遊んでいるだけのようにも見える、そんなデジタル媒体ノベル、「去人たち」。この度、評価版が出たそうだ。さっそくダウンロード。しかし今しがた、人狼村での暗躍につぎ「Twenty-fourの連続耐久視聴」をしてきたばかり。プレイするのは我慢。以前'99版を入手し徹夜明けにはじめたら、後半やめられなくなり、ひどい目にあった。私をまた殺そうというのか、この人殺し。というわけで積んどくゲームが増える。増える増える。
'99版のプレイ所感。デモで流れる曲が大好き。歌っていたのは誰だったかな。以前、検索でみつかったはずなんだけど(後日註「月光」奥華子)…、よい選曲してる。読み進めていくうちに、言葉の力そのものを感じさせる文章の洪水に、息をのんだ覚えがある。シナリオ、文自体の作りはざっくりしているが、噛み砕いて味わいたくなるテキスト。嫌いな人は逆に、読み飛ばしてしまいたくなるかもしれない。ちなみにインターフェイスがユーザーに全く優しくないので、いずれにせよ読み返すことはそもそも困難だろう。それでも、この作品はプレイする価値がある。こんな感じのテキストを「読む」のが好きな人ならば。具体的に言うと、筒井康隆の虚航船団などを読む人に、このノベルを勧めてみたい。少し、違うかもしれないが。

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 24 The game

型破りのエージェント ジャック・バウアーはじめ、CTU(Counter Terrorist Unit)の面々がテロを阻止するため奔走する。24時間をリアルタイムに描いたドラマ、「Twenty four」。アメリカではシーズンVが放映中とのことで、ひじょーに流涎。ミシェル、そしてパーマーがあぁ!があーッ! 序盤から事件は急展開を見せる、なんちゅうスピード進行…。
PS2でTwenty fourのゲームを出すみたい。時期的にはシーズン2と3の間のお話。原作へ従属する作品によいものはあまり多くないが、それでも楽しみ。きっとストーリーを読むためにミニゲームをこなすことになるんだろうな(攻殻のゲームみたいに)。日本出荷ver.が出ればいいけど。
おまけ

 『amazon:ABARA』 弐瓶勉

この作者の代表作はBLAME!。巨大構造物、広大な空間、気の遠くなるような時間の流れ。それらが織りなす静と動の無機質な世界。一応SFアクションものと呼ばれるジャンルなんだろうけど、主役は背景。じゃなくて霧亥くん。彼はスペランカーの対極に位置する探索者である。BLAME!に惹かれ、以後その作品を追いかけている。
ABARAの発売は5月19日、YJコミックス。既に出てると勘違い、本屋を数軒梯子した。ちょっと調べれば無駄足踏まずに済んだものを。

 エイプリルフールの祝日から一週間

一週間前、四月一日。エイプリルフールは私にとって祝日。子供の頃は、どうやって人を担ごうかと、四月に入る前からわくわくしてたものだが、どうも最近は…。「気恥ずかしい」というか「二十歳を過ぎて何をやってるの」と言われないかとか。気にする事が増えたのは、大人になってしまったということなのかな。

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